新幹線と高速バスどっちがコスパが良い??

くろと

新幹線と高速バスどっちがいいんだろう?

旅行の移動手段って結構悩みますよね。

その中でも特に新幹線と高速バスは中距離(100~200km前後)を中心に特にいい勝負なほどです。

主に競争が激しそうな路線

  • 東京~静岡
  • 東京~草津温泉(高崎・軽井沢)
  • 東京~軽井沢
  • 東京~那須塩原
  • 東京~小田原
  • 東京~長野
  • 金沢~富山
  • 敦賀~福井
  • 博多~長崎
  • 青森~盛岡

今回は高速バスと新幹線がどちらが良いのかを比較していきます。

目次

速達性と時間の比較

まずは最近の時代でも最も重要視したいのが速達性の比較

旅行をするなら移動時間を短くして少しでも観光の時間を長くしたいものですね。

ここは重要性が高いので先に紹介します。

最高速度

新幹線高速バス
最大320km最大120km

これは新幹線が圧勝。

そもそも走る基盤が違うから。

新幹線は高規格な線路を採用しているため最高速度が320kmに対して、高速バスは東名でもさえ120kmしか出ません。

120kmと言ってしまえば名鉄特急や京急とかなどの在来線と同じ速度です。

所要時間

エリアにもよるため比較がしがたいものの、長距離なほど新幹線が有利、短距離なほど高速バスとあんまり変わらないです。

新幹線は基本的に長距離移動を前提とした乗り物なので、長距離に強いですが、速度が早いため短距離になるとその長所が消えます。

特に東京~品川/上野大阪~京都だと在来線やバスを使ったほうが良いというケースがあるほどです。

一方で高速バスは路線バスと乗り降りさえ除けばほとんど変わらないため、短距離にもかなり強いです。

具体的に言えば距離が30kmぐらいまでなら高速バス、30~50kmぐらいはケースバイケース、50km以上なら新幹線が早くなります。

ただし、50kmを超えていても時間の差が小さくて、料金の差が大きければ高速バスのほうがコスパが良いこともあります。

渋滞と遅延

新幹線高速バス
電車遅延がなければほぼない都会に行けば行くほど遅延が大きい

時間の確実性と速さなら新幹線が勝利です。

まず遅延になる原因は新幹線の場合は気候や機器のトラブルがほとんどです、一方で高速バスの場合は渋滞がほとんど。

その割合で言ってしまえば高速バスのほうが高いです。
ただし、厳密に行ってしまうと新幹線は冬が起こりやすくなる、高速バスは都会や人気観光地なほど混雑しやすいです。

営業時間

新幹線高速バス
原則6~23時24時間営業

時間に縛りがなければやはり高速バスでしょう。

これは法的な問題で新幹線は6~23時と規定があるからです。

高速バスはそういった規定はないためどの時間帯でも運転しています。

グリーンリーブ

夜行バスで行く場合はその地に翌日早朝に着くので、新幹線1番列車よりも早く着く場合もあるね。

乗り心地比較

次に重要なのが乗り心地。

いくらスピードが早くても乗り心地が悪いとせっかくの旅が台無しです。

まず、バス酔いをする可能性が高い方は先に行ってしまうと極力新幹線を使いましょう。

それ以外の選択肢はないです。

ここからは酔いに関係なく乗り心地への比較です。

座席の比較

新幹線高速バス
基本的に広い
5列(普通車)
4列(普通車/グリーン車)
3列(グランクラス)
個室(レールスター)
基本的に飛行機並みに狭い
4列
3列(2+1、1列独立)
2列
寝台(開放型/個室)

座席の比較ですが、こちらは新幹線が強いです。

まず輸送力は新幹線が多いですが、そもそも1両と8~16両なので比較にならないです

座席の列は一般的に比較すると高速バスは2+2に対して、新幹線は3+2です。
過去には新幹線には3+3もいましたが、不評ですでに引退済みのため現在は3+2が上限です。

シートピットの幅も新幹線のほうが広いです。

くろと

へ?新幹線のほうが座席が多いのに広いの!?

これ構造的な問題で、新幹線は座席を回転することからどうしてもシートピッチを広げなくてはならないと言った理由もあるからです。

また1両の長さも新幹線のほうが長いです。

グリーンリーブ

本来ならばもう少し狭くしたいらしいけど

なお、一方で高速バスは座席の快適性には負けてしまいますが、バリエーションは豊富です。

新幹線は座席の配置を統一したがる傾向なため、普通車(自由/指定/個室)、グリーン車、グランクラスの3つしかありません。

対して高速バスは標準の4列シート、グリーン車相当となる3列シート、グランクラス相当となる2列シート、さらには寝台車もあります。

そのうち3列シートは2種類あり、新幹線のように2+1列があれば、それぞれ独立した1列シートも存在します。

また寝台車も昔ながらの開放型ようなものと完全個室の2つがあります。

バスによっては壁が設けているものもあり価格が安いながらもファーストクラスやグランクラスを楽しめのでどれを重視したいかは状況によって判断しましょう。

トイレの比較

新幹線高速バス
いつでも快適にできるあり:狭くしづらい、降りる回数少ない
なし:タイミングが重要

トイレの快適性はやはり新幹線が圧勝。

これはスペースの関係なので、サイズが大きい新幹線が有利になります。

高速バスはトイレが有るのとないのが2つありますが、どちらにもそれぞれメリット・デメリットがあります。

まずトイレ無しの場合は当たり前ですが車内にトイレがありません。
基本的にトイレ無しの場合はサービスエリアへ降りる回数が多いのでサービスエリアで買い物したりトイレをしたりすることができます。

グリーンリーブ

一応だけどだいたい15~30分ぐらいが多いから、ちょっとした食事とかぐらいまではできる。(15分以下はマジで無理なのでやめよう)

一方でトイレ有りの場合は車内にトイレが付いているためいつでも可能です。
しかし、そのトイレはかなり狭いことが多く、バスであるため揺れていき全然落ち着いてトイレができません。

立ちションとかは厳禁!

くろと

立ちションを公開の場で言うな!!

そしてトイレ無しに比べて回数が減り、最低基準となる2~3時間ぐらいに1回しかサービスエリアに止まらなくなります。

一方で新幹線の場合はトイレがかなり多くの割合で設定されています。

個室の便所だけじゃなく男性専用の小便などもついています。
一般的には2~3両に1箇所にトイレが設置していて、1箇所の中だと個室が2個、小便が1個がある感じです。

東海道新幹線だと座席数も多く、利用者も端から端までが多いので混んでいる場合がありますが、それ以外の区間だとだいたい空いているが多いです。

エリアの比較

速さ、乗り心地に次に重要なのが対応エリアです。

対応エリアに入ってなければ全く意味がありません。

どこを走っているかを知っていく必要があるでしょう。

対応エリア

新幹線高速バス
半数程度の県のみ全国各地

対応エリアのカバーは高速バスが柔軟性が高いです

高速バスは渋滞があったり、そもそも最高速度がどんなに高くても120kmぐらいまでしか出せないので、最高320kmも出せる新幹線には構いません。

しかし、新幹線は主要駅でかつ輸送力が大きい場所しか作れないため、限られた場所でしかカバーできないというデメリットがあります。

かつ、新幹線は通ってないエリアもあるためそのエリアは高速バスが独占です。
しかし新幹線がない一方でJRには第二の武器と言える特急があるため、これらを組み合わせると沖縄県を除いてすべてカバーしています。

ただし、特急は高速バスと速度があまり大きく変わらないため速度面での優位性がなく、新幹線と比べて速度面では不利です。

乗り換え

新幹線高速バス
主要なら不要だが、乗り換えはある1本で行けることが多い

乗り換えの面ではやはり高速バスが勝ちます。

新幹線は駅で止まることしか止められないので、どうしてもエリアが限られてしまい、行きたい場所に向かいたい場合は乗り換えが必ず出てきます。

在来線の特急も似たようにやはり目的地へ向かうとすれば必ず乗り換えは入ると思います。

一方で高速バスの場合は行き先によるが直接その場所へ止まることができるため乗り換えなく行けてしまうことも多いです。

高速バスは乗り換えがない分、移動時間がなかったりですごく便利なため方向音痴し易い方はバスがおすすめといえるでしょう。

料金の比較

ここまで3ついれてようやく最後は料金の比較。

ビジネスにおいては2番目に重要視されるものの、旅行では一番低い優先順位。

そもそも旅行の費用は無駄遣いじゃない限りはあまり削らないほうがいいからです。

グリーンリーブ

交通費とかも最低限ほしい要素

単独切符

新幹線高速バス
運賃+新幹線+(指定席/グリーン)運賃

単独で購入する場合は圧倒的に高速バスのほうが安いことがほとんど。

高速バスは運賃のみに対して、新幹線は運賃の他に新幹線特急券が必要になります。

近年では全車指定席が増えてきているため、最近では指定席券の金額も加算することもあります。

ただし、高速バスが安いというのはあくまで券売機や窓口で買った場合の話で、ネット購入すると差額があまり変わらない場合がります。

特に繁忙期の価格差が小さくなります。

高速バスの場合はホテルや飛行機のように需要に応じて数千円以上も価格変動しますが、新幹線の場合はたったの600円程度です。

なので目的、利用期間や区間、混雑時による快適さに応じて価格を決めましょう。

グリーンリーブ

個人的には1000円ぐらいしかないなら新幹線が絶対にいいね

障害者割引

新幹線高速バス
運賃のみ半額で実質2割程度ぐらい会社にも夜が全総額から半額が多い

障害者割引で適応するのであれば高速バスが圧勝。

これは規則や法律によるもの。

まず、新幹線を使う場合は障害者割引のメリットは短距離のほど小さいです。

グリーンリーブ

精神障害とかだったら適応されないので間違えなくメリットなし

実際に旅行に行く際、比較をしてみたんですが

JRのチケットレス割引(えきねっと等)のほうが安いことが多かったり、場合によっては500円を足せば新幹線のグリーン車にも乗車することもできてしまうほど意味ないことがわかります。

グリーンリーブ

少なくてもJR東日本とかは障害者割引のメリットがあまりにもない

ただし運賃だけといえど長距離になればなるほど割引金額が大きくなるので運営会社と目的地次第といえそうです。

一方で高速バスの場合は会社にもよりますが、調べた限りでは半数以上が割引があります。

新幹線はJRという限られた会社しかなく同一な規定なのに対し、高速バスはたくさんの会社がありそれぞれ異なるので事前調査が必要になります。

グリーンリーブ

要は使えない場所もあるから注意ねってこと

それでも割引額は高速バスのほうが高いことがほとんどなので、割引で見てしまえば高速バスがオトクとも言えるでしょう。

セット割

セット割ですが、これは引き分けです。

新幹線も高速バスもエリアにもよるが、ほぼ同じぐらいセット割がついているからです。

基本的にセット割そのものという勝負の差があまりなく、他の面で見たほうが良さそうです。

まとめ

今回は新幹線と高速バスの比較をしていきました。

どちらも人気が根強く、現在において旅行の移動手段として主力とも言えるでしょう

料金は基本的に高速バスの渋滞次第。

高速バスは基本的に新幹線と比べてかなり安い、けれど渋滞とかがあるのが本当に厄介。

一方で新幹線は価格は高いけど速い、そして快適である。

という感じです。

以上参考になれば幸いです。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント(誹謗中傷禁止)

コメントする

目次