【注意】地方空港へ向かう最終便の飛行機に乗るといろいろと大変な理由

旅行の最終日、できるだけ長く現地にいたく安く済ましたい。

そんな時に便利なのが最終便ですが、地方空港への最終便にはいくつかのリスクが潜んでいます。

到着後の交通手段の確保はもちろん、悪天候時の影響や空港周辺の環境など、事前に知っておくべきことは少なくありません。

グリーンリーブ

これはマジで大変やったからな💦

にゃもも

本当にそうね…でもほかにも危険性がありそうな…

何も知らずに最終便を利用すると、思わぬトラブルに見舞われる可能性も。

この記事では、地方空港の最終便を利用する前に知っておきたい注意点をまとめました。安全でスムーズな旅行のために、ぜひ参考にしてください。

目次

地方空港はそもそもアクセスが良くないことが多い

地方空港を利用する際、市街地や主要な交通拠点からのアクセスに苦労した経験を持つ方は少なくないでしょう。

なぜ地方空港はアクセスが良くない場合が多いのでしょうか?その背景には、いくつかの要因が複雑に絡み合っています。

にゃもも

地方空港って確かに市街地から遠いところが多い気がします。なんでですか?

グリーンリーブ

良い質問だね、にゃもも。地方空港が都市部から離れた場所に建設されるのには、いくつかの理由があるんだ。

グリーンリーブ

まず、騒音問題。ジェット機の離着陸音は非常に大きいから、住宅地の近くに空港を作るのは難しいんだ。

それから、用地確保の問題もある。広い滑走路や関連施設を作るためには、広大な土地が必要になる。都市部ではなかなかそのような土地を確保できないんだ。

このように、地方空港は都市部から離れた場所に建設される傾向があります。

騒音問題や用地確保などの理由から、どうしても市街地から距離ができてしまうのです。そのため、空港から市街地までの移動に時間がかかり、アクセスが不便に感じられる要因となります。

にゃもも

なるほど。確かに空港の周りって、あまり建物がないイメージがあるよね~

グリーンリーブ

そうだ。そして、地方空港は利用客数が大都市の空港に比べて少ないため、採算性の問題から鉄道やバスなどの公共交通機関の便数が限られていることが多いんだ。
需要が少ない路線に多くの便を運行することは、運営会社にとって大きな負担となるからね。

グリーンリーブ

鹿児島空港とかは客も多いにも関わらず、ホテルがないから合わせているけど、だいたいは最終便の到着時刻に合わせて公共交通機関が運行していない、あるいは本数が極端に少ないという状況が発生しやすくなるんだ。

さらに、地方都市ではタクシーの台数が都市部に比べて少ない場合が多く、特に深夜帯はタクシーを捕まえるのが困難な場合があります。

最終便で到着した乗客が一斉にタクシーを利用しようとすると、需要に対して供給が追い付かず、長時間待たされることや、タクシーを確保できないという事態も起こり得ます。

にゃもも

最終便で着いたのに、タクシーがいなかったら本当に困りますね…。

グリーンリーブ

本当にそうなんだ。これらの要因が複合的に作用し、地方空港のアクセスが良くないという状況を生み出しているんだ。
最終便を利用する場合は、これらの事情を事前に理解し、十分な対策を講じておくことが重要だよ。

最終便の飛行機を乗るリスク

最終便は、時間を有効活用できる便利な選択肢に見えますが、実は様々なリスクが潜んでいます。

特に地方空港を発着とする場合は、そのリスクはさらに高まります。

ここでは、最終便に乗ることで生じる可能性のある具体的なリスクについて、詳しく見ていきましょう。

観光を楽しめない

最終便で到着する場合、当然ながら夜の時間帯なのでその日の観光はほとんどできません。

観光地やお店は閉まっている時間帯ですし、移動に時間を取られるため、実質的に観光に充てられる時間は皆無と言って良いでしょう。

にゃもも

せっかく旅行に行ったのに、着いた時には真っ暗だと、なんだか損した気分になりそうですね…。

グリーンリーブ

その通りだ、にゃもも。特に日中の観光がメインの旅行の場合は、最終便を選ぶことで、旅行の目的自体が達成できなくなってしまう可能性があるんだ。

すごく疲れる

最終便は、一日の終わりに利用することが多いため、もともと疲れている状態での移動となります。

特に脳は

さらに、到着後の移動や手配などでさらに疲労が蓄積し、翌日の活動に影響が出ることも考えられます。

にゃもも

仕事終わりとか、遊び疲れた後に最終便に乗るのは、想像しただけでぐったりしちゃうなぁ…。」

グリーンリーブ

そうだね。特に乗り継ぎがあったりすると、さらに疲労は増すだろうね。ゆっくり休むために旅行に行くのに、移動で疲れてしまっては本末転倒だ。

レンタカーが営業してないこともある「空港による」

地方空港では、レンタカー会社の営業時間が短く、最終便の到着時刻には営業を終了している場合があります。

レンタカーを予定していた場合、計画が大きく狂ってしまう可能性があります。

にゃもも

レンタカーを当てにしていたのに、借りられなかったらどうすればいいんですか?

グリーンリーブ

それが問題なんだ。
タクシーを探すか、場合によっては空港で一夜を明かす羽目になるかもしれない。事前にレンタカー会社の営業時間を確認しておくことが重要だ。

空港から都市や温泉街などの行き先の選択肢が狭まる

最終便の到着時刻には、公共交通機関の運行が終了していることがほとんどです。

そのため、空港から都市部や温泉街などへの移動手段が大都市やタクシーに限られたり、場合によっては移動手段がなくなってしまうこともあります。

にゃもも

「バスや電車がないと、タクシーしか移動手段がなくなっちゃいますね。地方だとタクシーも少ない場合があるって聞きますけど…。」

グリーンリーブ

その通り。タクシーも少ない場合や、最終便に合わせて待機していない場合もあるから、事前にタクシーを予約しておくなどの対策が必要になるんだ。

混雑率が高く、下手をすれば空港で野宿確定

最終便は、その日のうちに目的地に到着したい人が集中するため、混雑率が高くなる傾向があります。

にゃもも

え、でもリスク高いのに乗る人多いのはどうして??

グリーンリーブ

そりゃあほかの便に比べて安いからなぁ
下手をすれば翌日の朝に出発するより、前日に行って宿泊したほうが安い場合もあるからな

特に繁忙期などは、バスが満席で乗れない、あるいは空港で足止めを食らう可能性も否定できません。

にゃもも

えっ、空港で野宿ですか!?それは絶対に避けたい…

グリーンリーブ

よし!こういうときにベ〇チホテルというのが

にゃもも

いや無理無理!!

グリーンリーブ

たく冗談通じないなぁ

グリーンリーブ

だが万が一、悪天候などで飛行機が欠航になった場合、代替便がないため、空港で一夜を明かさざるを得ない状況も考えられる。空港周辺のホテルも満室という可能性もあるから、注意が必要だ。

意外にも飛行機の乗車率高い

前述の通り、最終便は時間に制約のある人や安く済ます人たちが集中するため、意外にも乗車率が高いことが多いです。

そのため、早めに予約しておかないと、希望の便に乗れない可能性もあります。

にゃもも

最終便って、遅い時間だから空いているイメージがあったんですけど、そうではないんですね。

グリーンリーブ

むしろ、節約手段として利用する人が多いから、意外と混んでいることが多いんだ。特に金曜日や連休前などは、早めの予約を心がけよう。

温泉旅館などは夜間施錠されているところあり

温泉旅館などでは、夜間は玄関を施錠しているところがあります。

最終便で航空会社の都合で遅く到着した場合、チェックインができず、宿泊できないという事態も考えられます。

にゃもも

そういえば、温泉旅館に着いたのに、閉まってたらどうすればいいんですか?!」

グリーンリーブ

事前に旅館に到着予定時刻を伝えておくか、遅くなる場合は連絡を入れておくことが重要だ。場合によっては、チェックイン時間を過ぎる場合は宿泊できないという旅館もあるから、予約時に確認しておこう。

これらのリスクを総合的に考えると、最終便の利用は必ずしもメリットばかりではないことが分かります。

特に地方空港を発着とする場合は、事前に十分な情報収集と対策を講じておくことが、スムーズな旅行を実現するために不可欠と言えるでしょう。

最終便のメリット

最終便には確かにリスクも存在しますが、一方で他の便にはない魅力的なメリットも持ち合わせています。

特に、特定の状況下では非常に有効な選択肢となり得ます。

以下では、最終便を利用する具体的なメリットについて詳しく見ていきましょう。

実は他の便よりも安い傾向

航空券の価格は、需要と供給のバランスによって変動します。

一般的に、ビジネス客が多い時間帯や、週末の午前中などは需要が高く、航空券の価格も高くなる傾向があります。

一方、最終便は他の便に比べてリスクが高く需要が少ないため、比較的安く購入できることが多いです。

にゃもも

ということは、最終便を狙えば、旅費を節約できる可能性があるんですね!

グリーンリーブ

その通り、にゃもも。特にLCC(格安航空会社)の場合、最終便は大幅に割引されていることがあるんだ。旅行費用を抑えたい人にとっては、非常に魅力的な選択肢と言えるだろうね。

ただし、注意点もあります。

最終便が安くなるのは、あくまで相対的な話であり、常に最安値とは限りません。

他の時間帯の便で早割などの割引が適用されていれば、そちらの方が安くなる場合もあります。

また、繁忙期などは最終便でも価格が高騰することがあります。そのため、航空券を予約する際には、複数の便の価格を比較検討することが重要です。

また、最終便が安くなる傾向があるのは、主に相対的に「需要が少ない」という理由からです。

裏を返せば、アクセスが良く人気のある路線や、繁忙期などは最終便でも価格が高騰する可能性があります。

そのため、常に最終便が最安値とは限らないということを覚えておきましょう。

1泊追加で宿泊しても土曜日の朝の出発よりも総額が安いし時間も有効活用できる

最終便を利用することで、金曜日の夜まで仕事や用事を済ませ、そのまま出発することができます。

土曜日の朝早くに出発する場合、金曜日の夜は早めに寝る必要があり、金曜日の時間を十分に活用できません。

しかし、最終便を利用すれば、金曜日の夜まで時間を有効に使い、土曜日の朝から旅行を楽しむことができます。

にゃもも

確かに、土曜日の朝早くに出発しようとすると、金曜日の夜は準備でバタバタしちゃいますよね。最終便なら、金曜日をフルに使えるんですね。

グリーンリーブ

その通り。それに、最終便で到着後、空港周辺のホテルに1泊することで、翌日の移動が楽になる場合もあるんだ。土曜日の朝早くに出発するために前泊するのと、最終便で到着後に後泊するのとでは、総額でほとんど変わらない、あるいは後泊の方が安くなるケースもあるんだ。
事実鹿児島空港に行く際も最終便で行ったほうがわずかだが安かったし

例えば、土曜日の朝7時の便に乗る場合、前日の夜は空港近くのホテルに宿泊する必要があるかもしれません。

一方、金曜日の夜22時の最終便で到着し、空港近くのホテルに宿泊する場合、土曜日の朝はゆっくりと過ごし、昼から観光に出かけることができます。

この場合、航空券の価格差とホテルの宿泊費を考慮すると、最終便を利用した方が総額で安くなる、あるいは時間的にも有効活用できるというケースが考えられます。

実際には旅行宿泊者だけで実家へ帰ったり、自家用車なら関係なし

これまでのリスクに関する議論は、主に公共交通機関を利用して移動する場合を想定していました。

しかし、実家に帰る場合、自家用車で空港まで送迎してもらう場合などは、これらのリスクは大幅に軽減されます。

にゃもも

(にゃもも)「そういえば、実家に帰るだけなら、親が車で迎えに来てくれるので、最終便でも全然問題ないですね!」

グリーンリーブ

(グリーンリーブ)「その通り。旅行でホテルを予約している場合も、ホテルによっては空港送迎サービスを提供している場合があるから、最終便でも安心して利用できるね。」

旅行でホテルに宿泊する場合は、事前にホテルの送迎サービスを確認しておきましょう。また、実家に帰る場合は、家族に送迎を頼んでおくことで、最終便のメリットを最大限に活かすことができます。

これらのメリットを踏まえると、最終便は必ずしもデメリットばかりではなく、特定の状況下では非常に有効な選択肢となり得ることが分かります。

特に、旅費を節約したい場合や、時間を有効活用したい場合、送迎手段が確保されている場合などは、最終便の利用を検討する価値があるでしょう。

最終便を利用するかどうかは、個々の状況や旅行の目的によって異なります。

リスクとメリットをしっかりと比較検討し、自分にとって最適な選択をすることが重要です。この記事が、その判断材料として役立つことを願っています。

最終便はうまく有効活用すればコスパとタイパが良い

最終便は、使い方によってはコスパ(費用対効果)とタイパ(時間対効果)の両方に優れた選択肢となり得ます。

リスクがある一方で、それを上回るメリットも存在するため、自身の状況に合わせて賢く利用することが重要です。

例えば、旅費を抑えたい場合、最終便は他の時間帯の便よりも安く購入できる傾向があります。

特にLCCを利用する場合は、大幅な割引が適用されることも珍しくありません。

浮いたお金を現地での食事やアクティビティに充てれば、より充実した旅行を楽しめるでしょう。

また、時間を有効活用したい場合にも、最終便は有効です。

金曜日の仕事や用事を終えてから出発できるため、時間を無駄にすることなく旅行を開始できます。

土曜日の朝早くに出発するために前泊する必要もなくなり、結果的に時間と費用の両方を節約できる可能性があります。

にゃもも

つまり、最終便はデメリットばかりじゃなくて、うまく使えばすごくお得になるんですね!

グリーンリーブ

最終便のメリットを最大限に活かすためには、事前の情報収集と準備が不可欠だ。到着後の交通手段や宿泊先などをしっかり確認しておけば、リスクを最小限に抑え、コスパとタイパの良い旅行を実現できるだろう。

ただし、最終便の利用は、あくまで個々の状況や旅行の目的によって最適な選択肢が異なります。

公共交通機関の接続状況や、到着地の環境などを考慮し、自分にとって本当にメリットがあるかどうかを判断することが大切です。

リスクとメリットを天秤にかけ、賢く最終便を活用することで、より充実した旅行を楽しめるはずです。

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