【高尾山へ行く人向け】高尾まで行くなら京王と中央線どっちで行くべきか!?

皆さん、こんにちは!タビブロブログのグリーンリーブです。

タビブロの読者の皆さんの中には、「よし、週末は高尾山に登ろう!」と計画を立てたはいいものの、新宿から高尾山口へ行く際、「京王線と中央線、どっちに乗るべきか?」と迷った経験がある方も多いのではないでしょうか?

実はこれ、本当に迷う人が多いんです!なぜなら、この2つの路線は新宿~高尾間を走る明確な競合路線だから。

そもそも人が多いので関西私鉄のようなスピード競争は見られませんが、快適性、利便性、そして料金面でバチバチの戦いを繰り広げています。

今回は、タビブロの主要メンバーである私グリーンリーブが、交通解説担当としてこの永遠のテーマに終止符を打ちます!

この記事の対象者は、「新宿駅から高尾山口へ行く人が、中央線と京王線のどちらに乗るべきか迷っている人」。それぞれのメリット・デメリットを徹底比較し、あなたの旅のスタイルに最適な路線をご提案しますね。



目次

速達性:高尾までなら中央線、高尾山口までなら互角?

新宿から「高尾」駅までの速さで比較するなら、軍配は中央線の「中央特快」に上がります。

中央特快 vs 京王特急(高尾まで)

路線列車種別所要時間(新宿→高尾)備考
中央線中央特快40分ちょっと高尾駅まで直通
京王線特急約55分昔に比べると停車駅が増加傾向

京王特急は昔はもう少し速かったそうですが、現在は停車駅が増えたこともあり、55分程度かかります。特急というより実質「急行」のような位置づけで、朝晩には通勤急行という名称の列車もあるくらいです。

高尾山口まで行くと話は変わる

しかし、注意すべきは目的地が「高尾」駅ではなく、そこから更に先の「高尾山口」駅である点です。

京王線の場合は特急や京王ライナーでも高尾駅は途中駅扱いなので高尾線に行く列車はどの列車でも終点の「高尾山口」駅まで直通します。

中央線の場合は高尾山口駅がないので行けません。

そのため中央線で高尾山口へ行く場合、高尾駅で京王線に乗り換えるか、あるいは新宿から京王線にに乗る必要があります。

Mt.TAKAO号は新宿から高尾山口まで最速で45分程度と速いですが、本数が4本程度と限られているそうで、しかも本数の少なさからか意外と売り切れやすく事前に取らないと乗れないそう。

グリーンリーブ

なので大半の場合は京王特急で乗っていく人がほとんどと言ってもいいだろう。

結局のところ通常の中央特快に乗って高尾駅で京王線に乗り換えると、トータルでかかる時間は京王特急と大差なくなってしまうことが多いのです。

10分早く高尾駅に着いても、乗り換えの待ち時間や移動ロスが発生するため、高尾山口への総合所要時間では両者に大きな差はないと言えるでしょう。


快適性:ロングシートで十分か、クロスシートで優雅に?

距離的に42kmとわりと長時間の移動になるため、車内の快適性は重要な判断基準。

ここで両路線の設計思想の違いがはっきり表れます。

クロスシートを選ぶなら中央線が有利

まずクロスシート部分であるがこれは中央線が圧勝。

というのも中央線には、2024年から導入された普通列車グリーン車(2階建て車両)があります。

中央線グリーン車のリクライニングシートで特急並みの豪華さで机はもちろんのこと、最近製造した車両のためかコンセントも付いています。

以前、無料期間で実際に乗ってみましたが、これは本当に快適です。

青梅や高尾など地味に遠い区間を行く人にはとてもありがたいサービスです。

グリーンリーブ

高尾も青梅も特急がないのでここに行く人達が実は普通列車グリーン車が最も恩恵が発揮しやすいと思う(他の路線は新幹線や特急があったりで割高になる)

一方で、中央線の**一般車両(ロングシート)は、新宿駅で乗客の入れ替えはあるものの、東京駅から乗り通す人も多いため、特に中央特快は混雑する傾向があります。

快速の約半分の本数しかないので、乗客が集中しがちな印象です。

グリーンリーブ

逆に快速は遅いけど三鷹、国分寺で中央特快に乗り換えていくため空いている

ロングシートの快適性なら京王線が有利

京王線の特急は、地下鉄直通がないためすべて新宿駅始発。これは大きなメリットです。

京王線特急は特急と名乗っているけどロングシートの通勤型車両。

地下鉄に直通しないが全て新宿始発のため、中央線よりは座れるチャンスが高く、座ってしまえば快適です。

ただし、沿線人口が多いので、府中あたりまでは立ち客がいることが多い印象です。

にゃもも

え?クロスシートはないのかな?

また、京王線にもいちおうはクロスシートの列車はあります。

京王ライナー/Mt.TAKAO号という座席指定制の有料列車はあり、休日昼間の一部や朝晩の通勤需要が中心に運転されています。

編成によっては中央線のグリーン車を意識したようなリクライニングシート対応の車両もあり、この場合は快適性は抜群。

デュアルシート(座席方向転換可能)なので、テーブルはないもののドリンクホルダーは付いています。

ただし、本数が限られるので計画通りに行く必要はあります。

結論として、指定席・クロスシートで優雅に過ごしたいなら中央線のグリーン車が便利。

運賃だけでロングシートを求めるなら、新宿始発で座れるチャンスがある京王線が有利です。



料金:京王線の「安さ」が圧倒的なアドバンテージ

最後に、忘れてはならないのが運賃です。

ここは京王線に圧倒的なアドバンテージがあります。

基本運賃(新宿〜高尾)

にゃもも

どれぐらい違うの??

路線運賃(ICカード)差額
中央線571円(高尾山口で711円)
京王線409円162円(高尾山口で302円)

京王線はJRに比べて162円も安いです。

にゃもも

ええ!?こんなに違うの?
京王が安いのかJRが高いのか…!

グリーンリーブ

これは京王が安すぎると言って良いかもな。
京王の場合赤字路線がまったくないから安くても鉄道事業には響きにくいからな(2年前に上がっているけどまた値上げしそうかも)

そして、JRは2026年から運賃の値上げを発表しており、なんと715円になる予定だそうです。

にゃもも

え!?これは流石に高すぎない!?

そうなると、価格差は306円にも広がり、京王線の安さが際立ちます。

グリーンリーブ

改定後で面白いことに新宿から乗り換えをしたほうが半額になるというバグがあるという

高尾山口まで/改定後(改定前)京王経由(新宿/渋谷から)JR経由(高尾乗り換え)
東京から683円(638円)1174円(1085円)
品川から639円(608円)1174円(1085円)
渋谷から430円1042円(964円)

今回の場合は東京からの比較ですが、他の地域でも横浜や橋本と言った場所を除けば300円~400円ぐらいも差があるので高尾山口とか急ぎじゃなければ京王とかに乗ったほうが節約につながるかもしれません。

にゃもも

100円なら急ぎでもJR乗りたくなるけど、500円や600円ぐらいも差があると往復で1000円も違うからこれは京王一択になりそう…

グリーンリーブ

事実、今でも京王のやすさのせいか結構新宿駅や明大前(井の頭線)から乗ってくる人が多く、昼でもかなり混んでいるね

指定席券の比較

運賃だけでなく、指定席券も比較してみましょう。(新宿から高尾/高尾山口)

列車種別料金備考
中央線グリーン車750円距離別料金
京王ライナー/Mt.TAKAO号410円1席あたりの均一料金
こどもといっしょ割500円/2席2席で500円。破格の安さ。
にゃもも

京王安すぎない!?

京王線のライナー料金は、指定席券も410円とこの時点でもかなり安価ですが

にゃもも

まだあるの!?

「こどもといっしょ割」(大人1名+小児1名で2席500円)は破格のサービスです。

この割引を活用すれば、1席あたり250円という驚きの価格で高尾山口までクロスシートで行けてしまいます。

料金面では、運賃・指定席券ともに京王線が圧倒的に優位です。


運行本数:高尾行き自体は京王も中央線も大差なし

最後に、休日ダイヤの新宿駅を基準に、高尾山口へ直通、または高尾へ向かう列車の本数を比較します。(※中央線の特急や途中止まりは除外します)

データイム(例:11時台)の比較

路線速達その他(鈍行)合計(高尾方面行き)
中央線中央特快:4本快速:3本合計7本
京王線Mt.TAKAO:1本、特急:3本八王子行き(北野乗り換え):3本合計7本

データイムの本数については、高尾方面へ向かう電車自体は両線とも大差ありません。

ざっくりだけど最低でもおおむね10分に1本程度高尾へ行く電車があります。

ただし、注意点として、

中央線は特急や豊田・立川止まりが多く、高尾まで直通する列車はそこまで多くありません

立川までは本数が多いですが、立川・八王子を過ぎると少し本数が減ります。

にゃもも

中央線はほとんど高尾に行く印象だったけど末端だと少ないんですね…

京王線は朝も日中も、八王子行きの特急が多い傾向にあります。

そのため時間帯によって高尾山口へ直通しない場合は、途中の北野駅で高尾線の各駅停車に乗り換える必要があります。

京王線は調布で相模原線に分岐したり、八王子方面の本数も多いため、朝も日中もギリギリのダイヤを組んでいる印象です。

とはいえ、高尾方面のトータルの本数は、両者ほぼ互角と考えて良いでしょう。


まとめ:高尾山に行くなら「京王線」がおすすめ!

さて、速達性・快適性・料金・運行本数を比較してきましたが、新宿から高尾山(高尾山口駅)へ行く人を想定した場合、結論として、私は京王線をおすすめします。

京王線をおすすめする理由

  1. 料金の安さ:今でも運賃が圧倒的に安く、今後JRが値上げすることで差が更に広がります。
  2. 乗り換えの少なさ:特急で高尾山口まで直通する列車が多く、高尾駅での面倒な乗り換え(中央線→京王線)が不要です。
  3. 新宿始発のメリット:特急が全て新宿始発のため、中央線のロングシートよりも座れる可能性が高く、快適な旅のスタートが切れます。

中央線は、そもそも高尾山への観光客というより、立川・八王子などの重要拠点や、大月・甲府方面への特急需要に力を入れています。

高尾駅は観光というより都会区間と田舎区間の「運転拠点」としての意味合いが強く、高尾駅から高尾山口へ行く乗客はあまり多くない、という実態があるからです。
乗り換えも高尾山口に行く人より大月へ行く人のほうが圧倒的に多いです。

にゃもも

いるのはいるんですね

グリーンリーブ

青梅や立川、国分寺と言った近めの人が多いと思うね
逆に新宿や東京からなど遠くから乗ってくる人は京王線とかでわざわざ乗り換える人が多いからね

コストと総合的な利便性を考えると、新宿駅から京王線に乗っていくのが、最もお得で楽なルートと言えるでしょう。

快適性を追求したいなら、京王ライナーやMt.TAKAO号を事前に予約するのも手ですね!高尾山登山の計画に、ぜひ今回の比較を役立ててください!



今回の記事では、新宿から高尾山口へのアクセスについて解説しましたが、高尾山への登山ルートや山麓での楽しみ方についても興味はありますか?

もしよろしければ、**「高尾山の初心者向け登山ルート解説」「高尾山周辺の日帰り温泉情報」**といった次の記事も作成できますが、いかがでしょうか?

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